９．死者と過去と未来

　　　　　　死んだ少年から見た世界

　今はもう、昔の話、皆は電子手紙とかで、恋語った、愛語った、多くの痛みが飛交った。
　今はもう、昔の話、皆は電波と仲良しで、嘘語った、哀語った、多くの殺意が飛交った
　今はもう、言えないけど、僕は君に嘘を吐いてる。本当の、僕の姿、もうソレはこの世にはいない
　空っぽで、中身とかない、そんな僕でも愛せますか？今でもまだ、罪から逃げ、何処かに居場所を求める。

やがて、誰もが、薄っぺらい、悦に浸り、本当の意味を、無理やりに忘れた。
何もかも、金で揃うならば。ナゼ君の、隣には、その可愛いフワフワな家畜なの？いくら、出して、ヒト会話スクールに通わすの？

あの日見た、空の色を、また見たくて僕は止まった。見えずにいた、只笑っ　た、何もできない、無力だった。
　やがて月の、優しい灯に、身をマカセテ全てを捨てた、つもりだった、また　笑った、とうとう死之神が見えた。
　この世界に、僕と同じ、夢を描いて死んだ人は。どれ位、いたんだろう？きっと神の数ほどだろう・・
努力をして、苦悩をして、それでも無理だったんでしょ？ならいっそう、こっちの世界、着たほうが楽ニナルジャナイ！？
　
君は、クダラナイ、嘘など、要らないと。温厚な筈が、怒鳴り声で言った。胸を刺す、その手は震えてた。なぜだろ？僕は、避け様とはしなかった。君の、涙を、拭えずに、ただ。生きていた・・
　
　今は何も、言えないけど、僕は君のために尽す。矛盾だって皮肉だってコノ世界の歯車だろ？
　やがて君の体とかに、身をまかせて音譜を書く。それすらまた、虚しかった、ソノ答えを歌詞にあてた
　ある日見た、虹の色を、また見たくて僕は何時も、捜していた、見えずにいた、またアイツの声が届く・・
　全て捨てようとしていた、あの日々の君は、やっぱり。今もここでさ迷ってる、僕と一つも、変らない
　
けれど、悲しい、夢ばかり、見ていた、子供も、今じゃ、いろんな夢を弾き。ひたすら、叫んで響きだす。なぜだろ？昔の自分にダブって見えたのは。　冷たい。　胸の。　奥が。　痛み出す。。戻リタイ・・　

　今も何も、変っちゃいない、魂（心）じゃ君を幸せに、できないだろ、余裕もない、二十四時間の無駄使い
　君も今の仕事とかに追われてて忙しんだろ？また何処かで会った時はあの歌を一緒に歌おう
　ララ、ララ、ララーー・・・・ララ、ララ、ララーー・・・・

　今思えば.. ララ、ララ、ララーー・・・・
　
きっといつか.. ララ、ララ、ララーー・・・・
　
会った時は.. ララ、ララ、ララーー・・・・
　
踊りましょう.. ララ、ララ、ララーー・・・・ララ、ララ、ララーー・・・・